日経平均最高値——今から積立すべき?

📋 この記事でわかること

  • 日経平均6万3千円台でも積立NISAを続けていい理由がわかる
  • 高値圏での「ドルコスト平均法」の正しい使い方を解説
  • 今週の市場イベントと初心者がとるべき具体的アクションがわかる

「今買ったら高値つかみになる…」と不安なあなたへ

日経平均株価が2026年5月7日、一時6万3,000円台を突破しました。

「こんな高いときに積立を続けていいの?」「今から始めるのは遅すぎる?」——そんな声が投資家の間で広がっています。私自身も初めて株を始めたとき、高値圏で買うことへの恐怖感はリアルに感じていました。

でも、その「高値への恐怖」こそが、長期投資の最大の敵です。

この記事では、日経平均が最高値圏にある今だからこそ知っておきたい「積立投資の正しい考え方」と、今週の市場で注目すべきイベントを解説します。


問題の本質:「高値で買いたくない」は合理的に見えて、実は罠

多くの初心者投資家は「安いときに買って、高いときに売る」という理想を持っています。しかし現実には、株価が上がれば「まだ上がるかも」と思い、下がれば「もっと下がるかも」と思って、結局いつまでも買えません。

「完璧なタイミングを待つ人は、永遠に投資を始められない」——これが投資の皮肉な真実です。

金融庁のデータによれば、1985年以降の期間で長期・積立・分散投資を20年続けると、元本割れしたケースはゼロです。今が最高値圏であっても、20年後の視点から見れば「あの頃が安かった」と感じる可能性が高いのです。


高値圏で積立を続けるべき3つの理由

① ドルコスト平均法が「高値リスク」を自動的に分散する

積立投資の本質は「毎月一定額を買い続けること」です。

たとえば、毎月3万円を積み立てる場合:

基準価額 購入口数
1月(高値)6万円/口0.50口
2月(下落)4万円/口0.75口
3月(回復)5万円/口0.60口

高値の月は少なく、安い月は多く買えます。自動的に平均購入単価が抑えられる——これがドルコスト平均法の力です。高値圏でも積立を止めてはいけない理由がここにあります。

💡 ポイント:積立を「止める」ことは、安い月に買えるチャンスを捨てることと同じです。

② 日経平均6万3千円台は「バブルの終わり」ではなく「始まり」かもしれない

野村證券のストラテジストは、2026年末の日経平均を6万円台に上方修正しています。その根拠は:

  • AI需要の本格化:AIエージェントの普及でARM・半導体関連の業績が加速
  • デフレ脱却の定着:適度なインフレが続き、現金より株が有利な環境が継続
  • 新NISA資金の流入:個人投資家の国内株・インデックスへの継続的な資金投入

📊 データで見る:日経平均の推移

時期 日経平均 主なトピック
2024年3月40,000円突破バブル後最高値を更新
2025年末48,000円台円安・AI相場が継続
2026年5月62,833円中東情勢緩和・好決算で急騰
⚠️ 注意:ただし、短期的な調整は常にあります。余裕資金での積立が大前提です。

③ 今週の市場イベントと「積立を続けるべき理由」

今週(5月11日〜16日)の注目イベント:

  • 米国CPI(消費者物価指数)発表:インフレ動向が米FRBの金利政策に影響
  • 日本の1〜3月期GDP速報値:国内経済の実態を確認
  • 5月配当権利確定に向けた動き:5月27日の権利付き最終日を前に高配当株が注目

「今週だけ積立を止める」という判断は、ほぼ確実に後悔につながります。 重要指標の発表前後は相場が荒れることもありますが、それもドルコスト平均法の「安く買えるチャンス」に変わります。

📌 事例:2020年3月のコロナショック時、積立を続けた人は2021年の大回復を最大限享受できました。止めた人は、底値での購入機会を逃しました。

高値圏での具体的アクション

✅ 今日からできること5つ

  1. 積立NISAを止めない・減額しない
    月額を変えるなら「増やす」方向で検討してください。高値圏ほど積立の分散効果が生きます。
  2. 現金比率を20〜30%確保する
    急落時に追加投資できる「余力」を持っておくことが重要です。全力投資は禁物。
  3. インデックス中心で個別株は慎重に
    高値圏では個別株の「高値つかみ」リスクが高まります。eMAXIS SlimオールカントリーやSP500連動型で分散を基本に。
  4. 配当権利確定(5月27日)を意識する
    高配当株の権利確定を狙うなら、5月27日(権利付き最終日)に間に合うよう計画を。2週間前から動くと余裕があります。
  5. 市場の「雑音」に振り回されない
    SNSや経済ニュースは「下落煽り」と「上昇煽り」が混在します。自分の積立ルールを守ることが最大の武器です。

まとめ:高値圏でも、投資の原則は変わらない

日経平均が6万3,000円台という高値圏にある今、初心者が感じる「怖さ」は自然な感情です。しかし、その恐怖に負けて積立を止めることが、長期的には最大のリスクになります。

ドルコスト平均法・長期分散・余裕資金——この3原則を守れば、今からでも十分に間に合います。

「自己投資は最高の利回り」自分自身の知識やスキルを磨くことが、最も確実なリターンを生みます。私自身も毎日市場を学びながら、少しずつポートフォリオを育てています。一緒に投資の知識を積み上げていきましょう。