NVIDIA決算で日本株はどう動く?半導体株の注目銘柄と投資戦略2026年5月版

📋 この記事でわかること

  • NVIDIA決算(5/20)が日本の半導体株に与える3つの影響ポイント
  • 東京エレクトロン・アドバンテスト・イビデンなど注目銘柄の見どころ
  • 決算前後で使える投資戦略と今すぐできるアクション

📋 この記事の目次

月3万円が1年で驚きの変化——AI・半導体株の爆発的成長

注目の日本半導体株4選インフォグラフィック

2026年、「AI・半導体」というキーワードを聞かない日はないほど、この分野が投資の最前線に立っています。

アドバンテスト(6857)の株価は年初来+42%超、イビデン(4062)は+55%超と、日経平均を大きく上回るパフォーマンスを見せています。もし昨年末に月3万円をこれらに分散投資していたとしたら、今頃は大きなリターンを手にしていたかもしれません。

そして今週、またひとつ重要なイベントが近づいています。米国時間2026年5月20日(日本時間5月21日早朝)、半導体業界の巨人・NVIDIAの決算発表です。この発表内容が、日本の半導体関連株の今後を左右すると言われています。今回は、NVIDIA決算の見どころと日本株への影響、そして今すぐ使える投資戦略を解説します。

なぜNVIDIA決算が「日本株を動かす」のか?——その構造を理解する

NVIDIAはAI半導体の世界的リーダーであり、AIサーバー用GPUの供給においてほぼ独占的な地位を持っています。しかし重要なのは、NVIDIAは「ファブレス企業」である点です。

つまり、自社では半導体を製造せず、製造・素材・装置を世界中のサプライヤーから調達しています。その主要なサプライヤーが、日本企業なのです。

NVIDIA・日本半導体株のサプライチェーン

NVIDIAを頂点に、次のような関係が成立しています。製造はTSMC(台湾)が担い、メモリはSK hynix・Samsung・Micron(韓国・米国)が供給します。そして装置・素材の分野では、東京エレクトロン(TEL)・ディスコ・TOWA・アドバンテスト・味の素・イビデンなどの日本企業が中心的な役割を果たしています。

ポイント: イビデンはNVIDIA向けICパッケージ基板で事実上の独占供給体制を築いており、AIサーバー向けシェアは70〜80%と推定されています。これだけでも、NVIDIA業績の好調が直接イビデンの受注増に繋がることがわかります。

NVIDIAが好決算・強いガイダンスを発表すれば、「AI需要が続く→日本の半導体装置・素材企業の受注も増える」という連想が働き、日本株が上昇しやすくなります。逆に失望決算なら日本株にも売り圧力がかかります。

だからこそ、NVIDIAの決算発表は「日本株投資家にとっても見逃せないイベント」なのです。

データで見る——NVIDIA業績の驚異的な成長軌跡

会計年度 売上高 前年比
FY2024 $60.9B +126%
FY2025 $130.5B +114%
FY2026 $215.9B(見込み) +65%
FY2027 $320B以上(予測) +48%以上
(各種アナリスト予測・2026年5月時点)

成長率こそ鈍化していますが、絶対額では引き続き驚異的な増加が続いています。今回のQ1 FY2027決算では、売上ガイダンスが$78.0B(前年同期比+65%超)を上回るかが焦点です。

注意: 過去の成長率が今後も継続するとは限りません。米中貿易摩擦による対中輸出規制(H20チップ規制)の影響や、Vera Rubin等次世代アーキテクチャへの移行期特有の減速リスクには注意が必要です。

NVIDIA決算で注目すべき5つのチェックポイント——どこを見る?

NVIDIA決算発表後、日本株投資家が確認すべきポイントは以下の5つです。

①Q1実績とガイダンスの水準

市場コンセンサスの$78.0Bに対して実績がどれだけ上回ったか(または下回ったか)が最重要です。過去の決算では毎回コンセンサスを大幅に上回っており、「超過幅の縮小」でさえ失望売りを招く場合があります。

②データセンター売上の伸び率

売上の8割以上を占めるデータセンター部門の数字が鍵です。ここが強ければ、AIサーバーへの需要継続が確認でき、日本の関連企業への波及効果も期待できます。

③Blackwell・Vera Rubinの移行スケジュール

次世代GPU「Vera Rubin」への移行時期は、HBMメモリや基板の仕様変更を意味します。イビデン・信越化学・TOWAなど特定企業の優位性を再確認する材料になります。

④中国向け規制の影響コメント

H20チップへの輸出規制が業績にどう影響したか。NVIDIAの経営陣コメントに注目です。規制長期化なら、他地域(日本・欧州)向け需要の拡大が期待できる側面もあります。

⑤HBM・CoWoS・基板の供給制約

NVIDIAが「供給不足」と言えばサプライヤーの増産・設備投資が進み、装置メーカーにとっては追い風になります。逆に「供給は十分」なら、増産投資の一服を示唆します。

事例: 2025年11月のNVIDIA決算では、Blackwell需要が「供給制約」として言及された翌営業日、東京エレクトロン株が5%以上上昇しました。決算コメントの一言が株価を大きく動かす好例です。

今すぐチェック!注目の日本半導体株4選——どこを見るか

東京エレクトロン(8035)

半導体製造装置で世界3位のシェアを持つ日本を代表する半導体装置メーカーです。AI向け先端プロセス(3nm〜2nm台)への移行が続く中、エッチング・成膜装置の需要は旺盛です。2026年年初来では約+28%のパフォーマンスで、日経平均採用銘柄の中でも存在感を増しています。

アドバンテスト(6857)

半導体テスター(検査装置)でAI向けHBMメモリや先端ロジック半導体のテスト需要が急増中です。年初来+42%超という驚異的なパフォーマンスで、2026年の日本株を牽引する一角となっています。NVIDIA向けGB200/GB300シリーズのテスト需要が直接の追い風です。

イビデン(4062)

FCBGAパッケージ基板(半導体の土台となる基板)でAIサーバー向けの独占的地位を確立しています。NVIDIA製GPUの基板シェアが70〜80%と推定されており、NVIDIA決算とほぼ連動する動きを見せます。年初来+55%超と日本株の中でもトップクラスのパフォーマンスです。

ディスコ(6146)

ウエハーを精密に切断・研削する「ダイシングソー」で世界シェア8割超を持ちます。AI向け3Dパッケージング(HBM・CoWoS)の需要拡大に伴い、ディスコの超精密加工技術への需要も高まっています。参入障壁の高さが魅力です。

ラボちゃん
🎤 ラボちゃん私も2025年初めにアドバンテストを少額購入した経験があります。当初は「本当にこんなに上がるの?」と半信半疑でしたが、NVIDIA決算のたびに株価が反応して、長期で保有することの大切さを学びました。焦って手放さなかったことが、今となっては正解でした!

どうすれば賢く投資できる?——NVIDIA決算前後の3つの戦略

戦略①:分散投資でリスクを抑える

個別株への集中投資は大きなリターンも狙えますが、決算1本で20〜30%の下落も起こりえます。半導体ETF(例:国内の「iFreeETF FANG+インデックス」や米国「SOXX」)を活用すれば、複数銘柄に分散しながら半導体テーマに投資できます。

NISAの成長投資枠をうまく使えば、半導体ETFを非課税で保有できます。

戦略②:決算前に大きな賭けをしない

NVIDIA決算の直前・直後は株価の振れ幅が大きくなります。「決算をまたいで大量保有する」のはリスクが高く、決算前後の一時的な下落で動揺しないためにも、ポジションを小さめにすることが重要です。

戦略③:積立投資で市場の波に乗る

もっとも確実な方法は、毎月一定額を積み立て続けることです。 半導体関連の投資信託(例:「eMAXIS Slim 国内株式TOPIX」や「iFreeNEXT FANG+インデックス」)に月3〜5万円を積み立てることで、短期の値動きに左右されず、AI・半導体の長期成長を取り込めます。

今日からできる3つのアクション

  • NVIDIA決算発表(5月21日早朝)をスマホのカレンダーに追加する——発表後の東京株式市場の動向を朝イチで確認できます
  • 証券会社の「半導体セクター」ウォッチリストを作る——東京エレクトロン・アドバンテスト・イビデン・ディスコを登録しておくと、決算後の動きを一括確認できます
  • NISAの成長投資枠に半導体ETFを1口購入してみる——少額からでも「実際に動く」体験が、投資の理解を深める最速の近道です

❓ よくある質問

❓ NVIDIA株を直接買うべきですか?それとも日本の関連株がいいですか?
どちらも一長一短です。NVIDIA(米国株)は株価が高く1株あたりのコストが大きいですが、SBI証券や楽天証券では単元未満株(S株)で少額から購入できます。日本の関連株は東京市場で取引でき、為替リスクを避けられますが、NVIDIA本体よりも間接的な恩恵にとどまります。リスク許容度に合わせて選びましょう。
❓ NVIDIA決算が悪かった場合、日本株は急落しますか?
過去の傾向では、NVIDIA決算の失望は日本の半導体株に即座に影響を与えます。ただし「一時的な下落後に回復」というパターンも多く、AI需要の長期トレンドが変わっていない限り、急落は「押し目買い」の機会とも言えます。
❓ 半導体株への投資はNISA口座でできますか?
はい、個別株(東京エレクトロン等)も、ETF・投資信託も、NISAの成長投資枠で購入可能です(年間240万円の枠内)。長期保有を前提にするなら、NISA口座を活用して値上がり益・配当金を非課税にすることを強くおすすめします。
❓ 半導体セクターへの投資は「今からでは遅い」ですか?
AI・半導体のサイクルはまだ初期〜中期段階という見方が多数派です。NVIDIAのFY2027売上見通しは$320B超、AIサーバーの設備投資は各国政府・企業ともに拡大中です。ただし短期の過熱感には注意が必要で、長期目線での分散積立が有効です。

まとめ——NVIDIA決算を「学びと投資の機会」にしよう

NVIDIA決算と日本半導体株投資戦略まとめインフォグラフィック

2026年5月20日のNVIDIA決算は、AI・半導体業界の現状を把握し、日本株投資に活かす絶好の機会です。

  • NVIDIAの強固なサプライチェーンに、日本の半導体企業が深く組み込まれている
  • 決算内容(実績・ガイダンス・コメント)を読み解く力が、個別株投資の精度を高める
  • 短期の値動きに一喜一憂せず、積立と分散で長期の成長を取り込む

自己投資は最高の利回り——知識を積み上げていきましょう。

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